Expert AX - Level1(Claude Code) /  全4回研修 第2回

精度を上げる、
精度を上げ続ける

仕様駆動開発とマルチモーダル / 継続改善サイクル

講師: 村田 篤郎

Part 3: 「とりあえず作って」が破綻する理由

01

講義 — 仕様駆動開発とマルチモーダル

02

実習③ — マルチモーダルで仕様駆動開発を体験する

03

まとめ

Part 3 の ゴール

仕様駆動開発の一連の流れを体験し、
Plan を立ててから実装することの重要性を理解する

1

仕様駆動開発

コードを書く前に
実装計画を確定させる

2

マルチモーダル開発

画像を仕様として
AI に渡す

3

Plan → 実装 → 検証

Playwright MCP で
見た目を自動検証

Part 3: 「とりあえず作って」が破綻する理由

01

講義 — 仕様駆動開発とマルチモーダル

02

実習③ — マルチモーダルで仕様駆動開発を体験する

03

まとめ

複雑な機能を 設計なしで作り始めると

ある程度大きなタスクで設計を飛ばすと起きる典型的な問題

問題1

手戻りの連鎖

「思ってたのと違う」が
実装後に発覚する

問題2

トークンの浪費

試行錯誤のたびに
APIコストが積み上がる

問題3

品質のばらつき

毎回違うアプローチで
一貫性がなくなる

AI が速く作れるようになったからこそ、
「何を」「どう作るか」の定義 が重要になった

SDD(仕様駆動開発)とは

コードを書く前に、AI に実装計画を立てさせて確定する

01

仕様(What)

何を作るかを言語化する

02

計画(How)

技術設計とタスク分解を
AI に立てさせ人間がレビュー

03

実装(Do)

確定した計画に基づき
コードを書く

最初のステップほど重要
「何を作るか」が曖昧だと計画も実装も全部ブレる

SDD は 開発の前提 になりつつある

仕様駆動開発を前提にしたツールが標準化されている

Kiro(AWS)

Spec-driven IDE

AWS が提供する仕様駆動の AI IDE。
EARS 記法で要件を構造化し、
仕様から実装まで一貫して管理

Spec Kit(GitHub)

オープンソース SDD ツール

GitHub が公開した SDD ツールキット。
PRD を起点に計画を自動生成

Claude Code では Plan モード がこの役割を担う

Plan モード — AI に 計画を出させて 人間がレビュー

Plan モードで
要件を入力

AI が
実装計画を出力

人間が
レビュー・承認

承認後
自動で実装開始

AI の提案を鵜呑みにしない — Plan をレビューして修正指示を出す体験が核心

マルチモーダル開発 — 画像を仕様として扱う

テキストだけでは伝えきれないもの = デザイン

入力

画像を仕様として渡す

デザイン画像を Claude Code に
直接読み込ませる。
Figma MCP でも画像ファイルでも可

検証

Playwright MCP で自動検証

実装後のスクリーンショットを
自動撮影し、見た目が
画像通りか確認

今日の実習: リポジトリ内の見本画像を使う(Figma なしでも同じフローを体験できる)

今日の実習で使う 開発フロー

デザイン

Figma / 画像

仕様書

Issue / PRD

Plan

AI が計画

実装

AI がコード

検証

Playwright

この後の実習で、このフロー全体を体験する

Part 3: 「とりあえず作って」が破綻する理由

01

講義 — 仕様駆動開発とマルチモーダル

02

実習③ — マルチモーダルで仕様駆動開発を体験する

03

まとめ

実習③ — 必須フィールドの 注釈表示
(バイブコーディングから)

まずはプロンプト一発で挑戦。その後、SDD で再実装して比較する

お題
タスク記録フォームの必須フィールドに「※必須」の赤文字を付与してください
Step 1: バイブコーディング

このお題を そのままコピペ して実行してください

📄 手元で手順を開く: /training required-annotation

期待値

実習③ — 必須フィールドの 注釈表示
(SDD)

  1. Step 2: git checkout -- . でバイブコーディングの変更を全て取り消す
  2. Step 3: /plan で Plan モードに切り替え
  3. Step 4: デザイン画像を Shift+ドラッグ&ドロップ で渡し、プロンプトを入力
この Issue と画像の通りに必須フィールドの注釈表示を実装してください。実装後、Playwright MCP でスクリーンショットを撮って外観を確認してください。
  1. Step 5: Plan をレビュー → 承認 → 実装 + Playwright 検証
  2. Step 6: npm run dev でブラウザ確認 → InsightLog に記録

InsightLog 記録: Plan でバイブコーディング時の問題に気づけたか? / 結果は画像通りだったか?

Part 3: 「とりあえず作って」が破綻する理由

01

講義 — 仕様駆動開発とマルチモーダル

02

実習③ — マルチモーダルで仕様駆動開発を体験する

03

まとめ

Part 3 まとめ — SDD で何が変わるか

01

手戻りが減る

Plan の段階で問題を潰すから
「思ってたのと違う」がなくなる

02

AI が確実に
実装できる

計画が明確なら AI は迷わない
結果が予測可能になる

03

画像で
認識のズレを防ぐ

マルチモーダル入力で
デザインの意図を正確に伝える

Plan を確定させてから実装する — たったこれだけで手戻りとコストが劇的に減る

Part 3
質疑応答

Expert AX - Level1(Claude Code) /  全4回研修 第2回 Part 4

部下を「育てる」
仕組みを作る

Claude Code を育てる PDCA

講師: 村田 篤郎

Part 4: 部下を「育てる」仕組みを作る

01

講義 — なぜ継続改善が必要か

02

講義 — 継続改善サイクルの設計

03

実習④ — 振り返りと改善サイクルを体験

04

講義 — エコシステムの追いかけ方

Part 4 の ゴール

Claude Code を 育て続ける仕組み を手に入れ、
改善サイクルを自分で回せるようになる

1

継続改善の必要性

設定は全て
改善し続けるもの

2

改善サイクルの体験

observe → evolve スキルで
改善提案を自動生成・適用

3

エコシステムの把握

公式情報の追いかけ方と
コミュニティリソース

Part 4: 部下を「育てる」仕組みを作る

01

講義 — なぜ継続改善が必要か

02

講義 — 継続改善サイクルの設計

03

実習④ — 振り返りと改善サイクルを体験

04

講義 — エコシステムの追いかけ方

なぜ 継続改善 が必要か

Claude Code は使うだけでは良くならない。「育てる」必要がある

改善対象

設定は全て改善し続けるもの

  • CLAUDE.md
  • Skills
  • Hooks
  • Permission
気づき

今日設定した環境にも
改善ポイントがある

今日の実習で気になった点は
すでに改善候補

/insights — ワークフロー監査

セッション履歴を自動分析し、改善アクションまで提案する

分析

摩擦(フリクション)の検出

セッション中に詰まった箇所を
具体例つきで指摘

提案

設定・スキルの改善提案

CLAUDE.md・スキル・hooks・
settings.json の改善をルールとして提案

毎回同じこと言ってたなら、それは ルール化すべき

/insights の出力イメージ

セッション中の作業を自動分析し、改善アクションまで提案するレポート

/insights の出力例

レポート全文を別タブで開く →

Part 4: 部下を「育てる」仕組みを作る

01

講義 — なぜ継続改善が必要か

02

講義 — 継続改善サイクルの設計

03

実習④ — 振り返りと改善サイクルを体験

04

講義 — エコシステムの追いかけ方

継続改善サイクル — Claude Code を 育てる仕組み

/observe スキル

セッションを振り返り
品質スコアリング
改善点を自動検出・提案

/evolve スキル

低リスクは自動適用
高リスクは人間が判断
効果を検証

この仕組みは OpenClaw(OSS)の継続改善フレームワークの思想を模倣

何を 自動化 し、何に 人間の判断 を残すか

フェーズ自動人間
observe振り返り・品質採点・改善点の検出と提案振り返り内容と提案の妥当性チェック
evolve(低リスク)ドキュメント追記等を自動適用適用結果の確認
evolve(高リスク)diff の自動生成採否の最終判断

低リスクは 自動適用、高リスクは あなた が判断する

Part 4: 部下を「育てる」仕組みを作る

01

講義 — なぜ継続改善が必要か

02

講義 — 継続改善サイクルの設計

03

実習④ — 振り返りと改善サイクルを体験

04

講義 — エコシステムの追いかけ方

実習④ — 振り返りと 改善サイクル を体験

デモ用の振り返りデータと改善提案が事前に配置されています

/observe 実行

振り返りデータを分析
品質採点 + 改善提案を生成

提案を確認

3件の改善提案
採用すべきか判断

/evolve 実行

採否を決定
設定に反映

📄 手元で手順を開く: /training observe-evolve

実習④ — 手順

  1. /observe を実行 → デモ用の振り返りデータを分析し、改善提案を生成
  2. improvements.md に 3件の proposed を確認
  3. /evolve を実行 → 各提案の 採用・却下を判断
  4. 変更内容の差分を確認 → InsightLog に記録
3件の提案

① CLAUDE.md にコンポーネント配置ルール追記 / ② npm run dev 自動実行フック追加 / ③ ユーザー制約ヒアリング強化

判断のポイント: リスクに見合う効果があるか? / 過剰な自動化になっていないか?

Part 4: 部下を「育てる」仕組みを作る

01

講義 — なぜ継続改善が必要か

02

講義 — 継続改善サイクルの設計

03

実習④ — 振り返りと改善サイクルを体験

04

講義 — エコシステムの追いかけ方

Claude Code エコシステムの 追いかけ方

最重要

公式を押さえる

  • Claude Code Docs
  • Anthropic Blog
  • Changelog

月1で見る習慣だけは付ける

コミュニティ

気になるものを1つ試す

  • skills.sh — Skills ディレクトリ
  • OpenClaw — 継続改善フレームワーク
  • aitmpl.com — テンプレート集

全部追う必要はない。「知らない」と「知ってるけど使わない」は全然違う

第2回まとめ

Part 3

仕様駆動開発と
マルチモーダル

AI に実装計画を立てさせてから実装する。
画像を仕様として渡し、
Plan → 実装 → 検証を一気通貫

Part 4

継続改善の
仕組みづくり

observe → evolve で
Claude Code を育て続ける。
最終判断はあなたが下す

仕様駆動開発継続的改善 の両輪が揃った

Part 4
質疑応答

第2回 終了

お疲れ様でした

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